緑内障の目薬(点眼薬)の効果・効能・副作用まとめ!

緑内障の目薬(点眼薬)の効果・効能・副作用まとめ!

緑内障の点眼薬一覧

スポンサーリンク

房水の産生を抑える作用がある点眼薬(目薬)

チモロール(チモプトール)

カルテオロール(ミケラン)

レボブノロール(ミロル)

ベタキソロール(ベトプティック)

ドルゾラミド(トルソプト)

ブリンゾラミド(エイゾプト)

ジピベフリン(ピバレフリン)

ニプラジロール(ハイパジール、ニプラノール)

アプラクロニジン(アイオピジンUD)、

ブリモニジン(アイファガン)

ラタノプロスト+チモノール(ザラカム)、

トラボプロスト+トモロール(デュオトラバ)

チモロール+ドルザラミド(コソプト)

房水の排出を促す作用がある点眼薬(目薬)

房水の排出を促す作用がある点眼薬は全部で数十種類あります。

その中でも緑内障治療によく用いられるのがラタノプロスト(キサラタン)とトラボプロスト(トラバタンズ)の2つです。

ここではこの2つを中心に効果・効能、用法及び用量、臨床成績を紹介します。
(情報のソースも示しているので、詳細はそちらでご確認ください)

ラタノプロスト(キサラタン)

キサラタン

効能又は効果

緑内障、高眼圧症

用法及び用量

1回1滴、1日、1回点眼

※頻回投与により眼圧加工作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと
(海外の臨床試験において、1日2回点眼した場合、点眼日数の増加に伴って眼圧下降作用の減弱がみられたとの報告あり)

臨床成績

・二重盲検試験において、原発開放隅角緑内障及び高眼圧症に対する改善率は87.5%(70/80)

・眼圧については、左眼、右眼及び両眼のいずれも、投与前に比べて投与 13 週後から 3mmHg 以上の有意な眼圧低下が認められ、156 週(試験終了時)まで効果の持続が認められた。(投与から13週間後には-3mmHg以上眼圧が低下し、156週まで元の眼圧より-3mmHg低下した状態が持続した…という意味であってるのかな?文章が分かりにくい…)

ソース:http://www.info.pmda.go.jp/go/interview/2/671450_1319739Q1037_1_1F

時間経過による眼圧の推移

キサラタン点眼時の眼圧と経過時間の関係

ソース:http://www.sandoz.jp/medical/products/dbfile/latanoprost_e0005/seibutsu.pdf

点眼直後がから眼圧が下がり、10~12時間後にピークを迎え、その後徐々に効果が薄れている。(このグラフを見る限り28時間までは効果が持続しているように見える)

トラボプロスト(トラバタンズ)

トラバタンズ

効能又は効果

緑内障、高眼圧症

用法及び用量

1回1滴、1日1回点眼する。

※頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと

臨床成績

・原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者 (プラセボ群: 22例、0.0001%群: 21例、0.0015%群: 22例、0.004%群: 21例) を対象とした二重盲検による第II相用量反応試験 (投与期間: 14日間) において、眼圧下降値は、プラセボ群2.1mmHg、0.0001%群3.3mmHg、0.0015%群6.7mmHg、0.004%群7.4mmHgであり、有意な用量反応性が認められた。

・正常眼圧緑内障を含む原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者を対象とした第III相長期投与試験 (投与期間: 6ヵ月) において、トラボプロスト0.004%の眼圧下降値は4.8~5.5mmHgであり、6ヵ月間を通して安定した眼圧下降効果が認められた。

ソース:https://drs-net.novartis.co.jp/siteassets/common/pdf/trz/pi/pi_trz.pdf

その他の点眼薬

・タフルプロスト(タプロス)

・ビマトプロスト(ルミガン)

・ウノプロストン(レスキュラ

・ブナジソン(デタントール)

・ピロカルピン(サンピロ)

・ニプラジロール(ハイパジール、ニプラノール)

・アプラクロニジン(アイオピジンUD)

・ブリモニジン(アイファガン)

・ラタノプロスト+チモノール(ザラカム)

・トラボプロスト+トモロール(デュオトラバ)

など。

時間がある時にこれらの点眼薬の詳細を追記しますのでしばらくお待ちください。(最近ちょっと忙しくてまとまった時間がとれませんorz)

まとめ

この記事では緑内障の治療に用いられる目薬(点眼薬)の効果・効能、用法及び用量、臨床成績、副作用などを紹介しました。

あなたが利用している点眼薬も含まれていると思うので、詳細を知っておいて損はないと思います。

眼科医に任せきりにせずに、自分で情報を得て、知識を深めておいた方が絶対によいです。

なぜなら…眼科医にも様々な人がいます。

勉強熱心で緑内障の最先端の情報が頭に叩き込まれている人もいれば、数十年前の知識でストップしてしまっている人まで本当に様々です。

勉強熱心な眼科医に見てもらっているならよいですが、そうでない場合は危険です。

というか眼科医の有能・無能の判断は私たちには難しいので、最低限次のことは意識して頭に叩き込んでおきましょう。(私はそうしてます)

・治療の目的
私の場合)緑内障を進行させないために眼圧を下げること。

・治療の方法と期待される効果
私の場合)1日1回の点眼。最初の3ヶ月ほどで眼圧が30%下がる。(下がらない場合は目薬追加?)

・使われている薬(点眼薬)の詳細(用法・用量、臨床成績、副作用)
私の場合)キサラタン。1日1回夜に両目に点眼。点眼後から徐々に眼圧が下がり12時間後がピーク。まぶたの上が凹む、まつげが濃くなる、まぶたが黒ずむ。

最低限これだけ把握しておけば、何かあっても慌てることはないし、万が一医者に見当違いのことを言われた場合は意見することもできます。(意見する場合は眼科医を尊重して丁寧に意見しましょうね。大人ですから…笑)

スポンサーリンク

フォローする