緑内障と診断されても眼科医からは「コレやっちゃダメ!」と言われることって無いですよね。
色々考えすぎてストレスを感じてしまっては元も子もありませんが、ある程度は緑内障に悪いことは避けて、良いことをやるべきだと私は考えます。
その1つにパソコンの環境があります。
緑内障と診断された時に眼科医に
「パソコンを一日中みる仕事をしているのですが、緑内障に影響ありますよね?」
と聞いたところ…
「緑内障では特にやっちゃダメなことは無いので特に気にしなくてもいいですよ」
と言われました。
不安にさせないために言ってくれたとは思っているのですが、この情報は正確ではないと個人的には思っています。
パソコンとは一日中向き合っているので、少しでも眼圧が上がらない環境を作るべきだと思います。
以下で私が考える緑内障の方に最適なパソコン環境を提案させていただきます。
これやるのとやらないのとでは絶対に結果が違ってくる!と個人的には思っています。
ポイントは
の4点です。
PC環境の明るさ
「PC環境の明るさって何?」こう思ったかも知れません。
PC環境の明るさとは具体的には、”部屋の明るさ”、”ディスプレイの明るさ”の2つのことです。
①部屋の明るさ
部屋は明るくしましょう。(明るすぎると目が疲れるので適切な明るさにしましょう)
人の目は暗い場所では、光をできる限り取り入れようとするため、自然と瞳孔が開いてしまいます。
瞳孔が開くと、虹彩が厚みをましてしまい、房水の流れが悪くなり、眼圧が上昇します。
一時的であればそこまで問題ないですが、5分以上の間暗い部屋でPCの作業をするのは絶対やめましょう。
②モニター(ディスプレイ)の明るさ
ディスプレイの明るさ調整していますか?
以前の私もそうだったのですが、意外と「初期設定(デフォルト)」のまま使っている人が多いです。(初期設定は明るめになっているので要注意!)
理想の明るさは
明るすぎず、暗すぎず
です。
別の言い方をすると…
部屋の明るさと比べて、ディスプレイが極端に暗かったり、明るかったりしなければOKです。
部屋の明るさによってディスプレイの適切な明るさは変わるので、できれば外光に合わせて画面輝度を自動調整してくれる機能がついたディスプレイが欲しいところです。(私も持っていないので購入を検討中)
ブルーライトをカットする
目に良くないと言われているブルーライト。
ブルーライトとは人の目に見える光(可視光)の中でも紫外線に近い波長を持った光のことです。
ブルーライトと光の区分 | ||
---|---|---|
区分 | 波長 | 備考 |
可視光 | 400~800nm | 人間の目に見える波長域 |
ブルーライト | 400~500nm | 可視光に含まれる |
紫外線 | 10~400nm | 人間の目に見えない波長域 |
紫外線に近い=エネルギーが強い
このため、目に負荷がかかり疲れ目になりやすいと言われています。
このブルーライトは緑内障にもよくありません。(と言われている。臨床データあるのかな?)
ということで出来る限りブルーライトをカットするようにしましょう。
ブルーライトカットの方法は次の2つです。
①ディスプレイでカットする
最近のディスプレイはブルーライトカットの機能がついたものが結構あります。
私はBENQのGL2460というディスプレイを使っているのですが、ブルーライトカット機能がついてました。(約3年半前に15000円くらいで購入したもの)
②メガネでカットする
こっちの方法の方が有名ですね。
ブルーライトをカットするメガネは一時期ブームになりましたが、現在でも売れまくってます。
PC専用のメガネ(度が入っていない)ものであれば1000円~3000円程度で買えるので、もしまだ持ってない場合は手に入れておくことをオススメします。
普段メガネをかけている人は思い切って、ブルーライトカットのレンズに変えてみてもいいかもしれません。
ちなみに私は、普段、視力矯正のためにメガネをかけており、数年前からブルーライトカットのレンズを利用しています。
ブルーライトカットのレンズにすると片方のレンズで数千円値段が上がっちゃいますが、それに見合う価値は十分にあると感じています。
姿勢を良くする
姿勢は超重要です!
緑内障の原因の1つされている「眼圧」。
実はこの「眼圧」は姿勢によって変化することが分かっており、どのような姿勢でPC作業をするかが大事になってきます。
また、姿勢が悪いと血流が悪くなります。
この「血流」も緑内障の原因の1つと考えられているため、良い姿勢で作業することは緑内障の進行を遅らせる事に効果があるのでは?と個人的に思っています。
私は姿勢をよくする為に次の2つにこだわっています。
①モニターの高さ
モニターを真正面もしくは少し見上げるくらいの高さに設置する。
打つ向き気味の姿勢を長時間続けると眼圧を上げる原因になります。
これを避けるために、モニターを少し見上げるくらいの高さに設置するようにしましょう。
(大体の場合は少し見下ろす高さに設置されていると思います)
②椅子
背もたれがあるものを使用。
背もたれを90~120度に固定して、必ずもたれている状態で座りましょう。
この状態でモニターがちゃんと見れるように高さを調整しましょう。
こうすることで強制的に真正面~少し上を見ることになるので、うつむき気味になることを防ぐことができます。
1時間に1回は休憩(ホットアイマスクがオススメ)
目の酷使は眼圧を上げることに繋がるので、適度に休憩を挟みましょう。
その際、目を閉じながらホットアイマスクをするがオススメです。
最近ではUSBで利用できるホットマスクもあります。(PCが近くにあると思うのでUSBタイプは手軽に使えてオススメ。値段は多少するかも…。私は持ってません)
電子レンジがある場合は「あずきの力」がオススメ。(250回も温めて使えます。私も使ってます)
まとめ
この記事では、緑内障にも関わらずPCを利用することが多いアナタに、私が推奨するPC環境を紹介させていただきました。(個人的な提案なので参考にしなくても全然いいです。笑)
私は小さなことの積み重ねが大事だと思っているので、負担にならない範囲で出来る限りのことはやりたいという気持ちを持って普段から生活しています。
緑内障は現代の医学では治すことが出来ない病気なので、出来る限り現在の視野を維持し、近い将来、有効な治療方法が見つかることを心から願っています。